2020 年までの世界の約束=国連生物多様性の10 年とは

国際社会が協力して生物多様性保全に取り組むため、2010年9月に国連総会で「国連生物多様性の10年」が決議されました。その目的は、

2020年までの10年間で、個人、政府、自治体、NGO、企業、研究者、あらゆる国の人々が協力して、生物多様性の損失を食い止めること。

生物多様性条約に批准していないアメリカ合衆国などの国や、ほかの国際条約、国連の活動など、全世界の人々のくらしと経済を巻き込み、これ以上の生物多様性の損失を防ぎ、生態系から得られる恵みを維持していくため

世界中で、生物多様性の損失を止めるために、効果的で緊急の行動

が始まりました。

この10年で、あなたの家庭、あなたの職場、あなたの地域の力で日本の生物多様性を守り活かし、そして日本から地球全体の生物多様性を守るうねりを発信しましょう。

 

この「国連生物多様性の10年」は日本の市民の集まりである生物多様性条約市民ネットワーク(CBD市民ネット)と国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)が提案し、2010年から2年間、生物多様性条約の議長国となる日本政府に働きかけ、国連が主唱する運動となったものです。日本には、この「国連生物多様性の10年」を推進し、生物多様性を守る社会をけん引する責任があるのです。

日本で世界が約束、生物多様性保全の加速「愛知ターゲット(愛知目標)」

2010年10月29日、愛知県名古屋市で開催された「生物多様性条約第10回締約国会議」(通称COP10) で、2011年以降に世界で取り組む、生物多様性保全の目標=愛知ターゲット(愛知目標) が決まりました。

愛知ターゲット

 

愛知ターゲットには、これら5つのテーマに合計20の目標があります。

 

20の目標の全文は下記のPDFファイルをクリックするとダウンロードできます。

愛知ターゲット 20の目標
新戦略計画2011-2020 (環境省仮訳より)日本自然保護協会『自然保護』2011年1・2月号
aichitargetnacsj.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント [3.9 MB]
ダウンロード

この目標は、生物多様性条約に加盟する193の国と団体で約束され、たとえば

 

目標1.遅くとも2020年までに、生物多様性の価値と、それを保全し、持続可能に利用するために可能な行動を、人々が認識する。

 

目標4.遅くとも、2020年までに、政府、ビジネス及びあらゆるレベルの関係者が、持続可能な生産及び消費のための計画を達成するための行動を行い、

またはそのための計画を実施しており、また自然の利用の影響を生態学的限界の十分安全な範囲内に抑える。

 

と続いています。「持続可能な生産及び消費」をするのは誰でしょう?

 

各国の目標の達成度は、これからさまざまな国際的な会合でチェックされます。

2011年1月 「国連生物多様性の10年」スタート!
 2011年9月 IUCNアジア地域フォーラム(韓国)
  2011年11月 気候変動枠組み条約COP17 (南アフリカ)
   2012年1月 ラムサール条約COP11(ルーマニア)
    2012年5月 RIO+20(国連持続可能な開発会議2012)(ブラジル)
     2012年10月 生物多様性条約COP11(インド)

    2020年 生物多様性の損失が止まり、

        生態系サービスの継続を確保

 

         2050年 人と自然の共生する世界

 

 

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BD10.jpは、あなたの地域、自治体、グループ、企業、団体、学校で、生物多様性がこれ以上失われずに、豊かな恵みを得られ続けるようにするための情報をお届けします。世界中で、生物多様性の損失を止めるために、効果的で緊急の行動が始まりました。日本でも、たくさんの地域でさまざまな人たちが工夫をこらして活動を始めています。ひとつひとつの行動が、集まり、つながり、大きな力となったとき、地球の生物多様性は豊かな姿を保ち、私たちは恵みを維持することができます。一人でも多くの方々の行動をつないでいきましょう。
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